「テッドの迷宮」の「地下3階」を最小限の労力で攻略し、次なる階層へと降り立った全員盗賊パーティー。ここまでの探索は至極順調だが、些細な出来事からの全滅コース一直線はウィザードリィあるあるである。くれぐれも油断は禁物だ。
では、探索を開始する。
最初に現況を整理しておこう。これまでに攻略してきた「地下2階」ならびに「地下3階」の流れから容易に推測できることだが、この「地下4階」には「魔法使い呪文Lv3」の封印された石碑があるはずだ。
だが、パーティーメンバーの盗賊たちの中に当該の呪文(魔Lv3)を習得している者は皆無である。詰まるところ、このフロアにおける「封印の解除」は、達成してもしなくてもどちらでも構わない任意のクエストという位置付けだ。
そうであるならば、探索の方針としては次の階層へと下りてゆく階段を探すことに全集中すればよいということになる。
「地下1階」から「地下3階」までの階段の配置を念頭に置けば、このフロアにおいて目的の階段が存在するのは「X:02/Y:17」の座標である蓋然性が高い。ひとまずは、その場所を目指して進むとしよう。
壁に掲示された注意書きが「ダークドア」の存在を暗示している。呪文「ブライトネス」を使用可能な「明りの巻物」の現在の所持数は「12」である。照明効果の持続時間が短いことを考慮すれば、無闇に使いまくることはできない。
まずはフロア内をひたすら歩き回り、マップがある程度埋まった時点で「明りの巻物」を使い、まとめて「ダークドア」を検知するのだ。
ダークドアならぬ「シークレットドア」がとにかく多い。だが、高レベル盗賊集団にとっては何の障害にもなりはしない。
当初の目的座標(X:02/Y:17)において、予想通り「下り階段」を発見した。
次階層への進入路を見つけた以上、もはやこの「地下4階」に用はない。このまま「地下5階」へと向かうことにする。
さて、単に通過するだけでよかった前階層とは違い、この「地下5階」は非常に重要なフロアである。何故なら「僧侶呪文Lv3」の封印解除イベントが隠されているはずだからだ。
このレベルの呪文はパーティーメンバーの内「4人」が習得済みであり、常駐呪文「ネームモンスターズ」「マジックライト」を始めとして有用な呪文が揃っている。したがって、封印の解除は避けては通れぬ必須案件である。
この「地下5階」の最初の戦闘から感じていたことだが、敵の攻撃が地味に手強くなっている。状態異常を喰らう展開も増えてきた。
だが、こんなこともあろうかと麻痺や毒の治療用の「薬瓶」は常に用意してある。ちなみに、アイテムに込められた「魔法」に関しては、この迷宮における「封印」の影響を受けずに使用することが可能だ。
そして、ついに「僧侶呪文Lv3」が封じられた石碑を発見。
封印された呪文を解放するため、いざ守護者との戦闘に挑む。
「人間盗賊」が石化したものの勝利。ボス戦に関しても、楽に勝てる状況ではなくなってきた感がある。この先なるべく早めに武器&防具を始めとする装備品の強化を図りたいところだ。
いずれにせよ、これで「僧侶呪文Lv3」が詠唱できるようになった。
さて、目下の最優先事項は石化された「人間盗賊」の治療である。呪文「キュアオール」の詠唱は未だ封じられたままだ。したがって、「寺院」を訪れ治療を依頼する必要があるのだが……戻るべきか。もしくは先へと進むべきか。
「地下6階」への階段は既に発見済みであり、試しに階下を確認してみた結果「レンガ壁」のフロアであることが分かっている。
つまりは「地下1階」と同じ雰囲気のフロアだ。言い換えれば、迷宮内の各種施設の存在に期待が持てるということである。ならば、ここは先へ進むべきだろう。
迷宮内施設のひとつ「寺院」を発見し、石化されていた「人間盗賊」の治療を完了した。では、他の施設も探そう。
「迷宮のよろずや」即ち商店を発見。これまでの探索で入手したドロップアイテムを鑑定し、残数が減っていた「方位の巻物」&「眠りの巻物」を補充する。
宿屋も発見。馬小屋への無料宿泊でMPのみ回復させ、先程詠唱が解禁されたばかりの「メガヒール」の呪文でHPのダメージを癒やす。
そしてさらには、「地下1階」から「地下6階」の階層間を自由に往来可能な「昇降機」の存在が明らかに。
この昇降機を利用することにより、「地下6階」から直通で「地下1階」の入浴施設へと出向き、HPの一括回復が可能になった。
次回からは、この「地下6階」の「街」を拠点に、さらに下層の攻略を進めよう。