先日の「INDIE Live Expo 2021」で情報公開された通り、待ちに待った「ウィザードリィ外伝 五つの試練 Steam版」の発売日が「2021年6月18日」と決まった。
プレスリリース関連では「ウィザードリィ外伝 五つの試練」となっているが、Steamストアページのタイトル表記は「Wizardry外伝 五つの試練」である。
英語圏ユーザーへの訴求といった面を考慮し、Steamストアでは敢えて「Wizardry」表記を用いているのかもしれない。
なお、Steam対応版開発の経緯等はこちらの記事に詳しい。
Steam版の開発に尽力された関係者各位には、心よりの謝意を伝えたい。
リリース日まで残すところ一週間。
ユーザーシナリオ制作者の立場としては、オリジナル版で公開済みのシナリオが、まずは恙なくSteam版へ自動コンバートされることを祈らずにはいられない。……が、同時にいまこそ既存シナリオの手直しに最適なタイミングなのでは、とも考えている。
初期に制作したシナリオに関しては、最新版のシナリオエディタで実装された仕様を導入していないため、実のところ以前から改修案をあれこれ検討しているのだ。
ただし、今から既存のシナリオデータを更新しても意味が無い。
2021/03/01までの旧バージョンのアップローダーの内容はSteam早期アクセス開始時に自動的に新アップローダーへと引き継がれるため、ユーザーは意識することなくSteam版上から旧バージョン向けに作られたシナリオにアクセスしていただくこと(「完全非公開」に設定されていたもの以外)が可能です。
文字通りに解釈すれば、2021年3月2日以降にアップロードされたオリジナル版ユーザーシナリオの内容は、Steam版の新アップローダーにコンバートされない。
すなわち、現時点でシナリオの更新データを旧アップローダーに上げても、Steam版ローンチ時には反映されないわけである。
旧版のプロジェクトファイルをSteam版のシナリオエディタで読み込むことは、仕様上可能らしい。したがって、発売日までに既存のプロジェクトファイルで改修作業を進め、Steam版ローンチ後、コンバートされたシナリオを一旦非公開に設定の上でシナリオデータ更新。テストプレイ完了後に満を持して再公開という流れを想定している。